“ペット可”物件なのに「住みにくい」と感じるのはなぜ?

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「ペット可物件なのに、なぜか住みにくい」と感じたことはありませんか?

実はその違和感、
“ペットを飼ってもいい”だけで、
“ペットと暮らすこと”を前提に設計されていない住まいにあるのかもしれません。

本記事では、
 ・“ペット可”“ペット共生”の違い
 ・住みにくさが生まれる本当の理由
を、初めての方にもやさしく、丁寧に解説していきます。

ペット可とペット共生は同じではない

物件情報に“ペット可”と書かれていると、
ペットと問題なく暮らせる家だと感じる方は多いかもしれません。

しかし実際には、住み始めてから
「思っていたより暮らしにくい」と感じるケースも少なくありません。

多くのペット可物件は、
“ペットを飼ってもいい”という条件を満たしているだけで、
ペットの行動や暮らし方までは想定されていないのが実情です。

背景:ペットは“家族”という認識へ

ペットと子どもの数(2025年時点)

2025年時点で、日本で飼育されている犬は約682万頭、猫は約884万頭、
合計で約1,566万頭にのぼります。
これは、15歳未満の子どもの人口(約1,366万人)を上回る数です。

出典】
一般社団法人ペットフード協会「令和7年 全国犬猫飼育実態調査」調査結果の要約
総務省統計局「我が国のこどもの数(令和7年)」

ペットは今や、暮らしの中で“家族の一員”として大切にされる存在になっています。

こうした価値観の変化に伴い、ペットと人が共に快適に暮らせる“ペット共生住宅”への関心も高まりつつあります。

住みにくさの原因は「しつけ不足」ではない

ペットが落ち着かない、吠えやすくなった、いたずらが増えた。
こうした変化があると、
「環境に慣れていないだけかも」「しつけが足りないのでは?」と感じてしまいがちです。

しかし、ペット共生の考え方では、こうした”問題行動”とされるものの多くは、
必ずしも「しつけ」だけが原因とは限らず、住環境が影響しているケースも少なくありません。

たとえば、滑りやすい床、落ち着ける居場所の不足、刺激の多い動線などが挙げられます。

このような環境では、ペットが常に緊張してしまい、 ストレスによって落ち着きをなくしたり、普段とは異なる行動をとることもあります。

ペットの行動を前提にした住まいという考え方

ペット共生住宅では、“ペットとの快適な暮らし”を前提に住環境が考えられています。

ー ペットがどこを通り、どこで休み、どこに安心を感じるのか ー

こうした日々の行動を丁寧に想定することで、トラブルやストレスを住まいの工夫によって軽減することができます。

一方で、ペット可物件では、原状回復や近隣への配慮が優先されがちで、
ペットの行動や快適性にまで配慮が行き届いていないケースが多く見られます。

まとめ

ペット可物件なのに住みにくいと感じる理由は、
飼い主やペットの問題ではなく、住環境の考え方そのものにあります。

“ペットを飼ってもいい家”ではなく、“一緒に暮らすことを前提にした家”へ。
この違いを知ることが、ペット共生という考え方を理解する第一歩です。

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